いよかんとハッサク [マメ知識]
愛媛といえば、甘くておいしい「いよかん」だが、これはオレンジとみかんの交配でできている。
ミカンの雄しべとオレンジの花粉とが交わってできた訳だが、
元々の発祥は山口県の長門の穴門ミカンである。
穴門ミカンは夏ミカンの産地である長門では、あまり受け入れられなかったのか
瀬戸内海を越えて、愛媛県の道後へと移植された。
温暖な気候も合って、独自の風味を備えた道後ミカンは
「いよかん」をブランドとして確立した訳である。
道後温泉にはいよかんソフトクリームなんて名物もある位だから、
ぜひ食してみたいものだ。
ちなみに「ハッサク」はというと、日本産のオレンジを指す。
名前の由来は、広島県の因島にある恵日山浄土寺にミカンの様な老樹があり、
なぜか8月1日(八朔・はっさく)から実が成り、
ことのほか美味であったことから、名付けられた。
瀬戸内海を挟んで、このような似た種でありながら
味も成り立ちも違う果物が盛んであることは興味深い。
ビタミンCをたっぷりと補給してあげてはいかかだろうか?
ちなみに、地方の特産物などは実はヤフオクで落札すると、
かなりお安く買えることがある。
旅券や旅アイテムと共に
ヤフオクの利用はトラベラーには価値があるので、是非ともおススメしたい。
明石の天然鯛はこだわりの一本釣り! [兵庫県]
鯛といえば、瀬戸内海の明石海峡の天然鯛が一級品として有名だ。
この鯛は値も張るが、
それには味と品質を保つために一本釣りで収穫されているからでもある。
多くの鯛を効率的に獲るならば、網を使えば良いのだが
網に引っ張られることにより、魚が傷み品質も味も落ちる。
ウロコが剥げて内出血が起こったりして、見た目も良くないし
当然それは味にも影響が出てしまうからだ。
なので、明石の鯛漁は魚の損傷が少ないこだわりの一本釣りで行われているのだ。
しかも鯛の味とは(鯛に関わらずかも知れないが)
棲んでいる磯によっても違ってくるのを御存知だろうか?
鯛は稚魚の頃から小エビやエビのプランクトンを食べて成長する。
成魚になってからはカニも食べるそうだ。
このため鯛は美しい淡い赤色をしていて、
エビ・カニに含まれるタウリンという旨み成分がその味を決める。
だから、エビ・カニの棲み具合、潮の流れによって同じ磯でも違いが出るし
まして地方が違ければ、その質と値段に違いがでるのも当然のことらしい。
かつて、他地方の鯛漁業関係者が「明石の鯛だけ高値なのはおかしい」と言って、
味比べを挑んだらしいが、刺身、煮付け、塩焼きと
どれをとっても味の差がハッキリと解り、納得して帰ったなんて話もある。
鯛って全国で毎年2千万匹もの稚魚の放流が行われているらしい。
瀬戸内海だけでも400万匹くらい。
鯛が1㌔代の成魚になるには3~4年くらいかかるらしいが、
その前に定置網によって捕獲されてしまう事が多く、
漁民の気持ちもわかるが、心苦しいと語る関係者もいるみたいですね。
だから瀬戸内海では網による捕獲制限も行われているとか。
スーパーで2~300円で小さい鯛が並んでいるのは、
そういう感じで獲られたモノだと言う事を理解しておくのも良いかもしれない。
素人が鯛の一本釣りをするのは色々難しい面もあるだろうが、
そういった釣り体験サービスをしているお宿もあるにはある。
釣り好きで釣り旅行も頻繁にする方なら、
兵庫の釣り場のお宿【素泊まりOK】を参考にしてはいかがだろうか?
ワサビって日本が世界に誇るスパイスだぞ~! [静岡県]
静岡県を通っている安倍川上流はワサビの人工栽培で有名だ。
煮ても焼いても食えない“ ワサビ ”だが、
これを生で食して料理のスパイスとして使う事を見つけた人って偉大ですね。
そう考えると、こしょうとか唐辛子とかもそうか…。
ポテンシィより
渓流の脇を整然と段々畑が連なる様子は、自然と人工のハーモニーとさえ言える。
実際にワサビを栽培している農家は40件ほどとかなり少ない。
江戸時代には徳川の家紋に似ていることから、
わさびは門外不出の品として定められていたそうだから
栽培をするにあたって、厳しい決まりごとみたいなのがあるのかも知れませんね。
ワサビは澄み切った上質の水の元でないと育たないのは有名な話で、
水温も一年を通して、13~15℃でないとダメらしい。
その条件をパスできる場所が少ないことも理由の一つかもね。
ワサビ独特の風味と味は、今や世界中の料理人からも注目されているが
その扱いってけっこう難しいみたいです。
実は自分は、あのワサビのつ~っん!ってくる所が苦手で、
ワサビが好きな人はそれが堪らないのだろうけど、あんま好きではない。
しかし、一度、ちょっと質のいいワサビを食する機会があったのだが、
それには少し驚いた。
つーんっ!も多少あるが、ほんのりと甘いのだ。
そして、後からふんわりと感じる、ワサビの風味。
これには感動すら覚えたのだが、普段から食するには贅沢過ぎる代物だった。
ちなみにこの「つーんっ!」は英語で直訳すると、「オレの鼻が燃えている!」になるらしい。
なんか面白いよね。
この自然溢れる静岡で釣りと温泉を楽しむのも最高だと思う。
伊豆なんかは高級別荘地でもあるから、
シニア層にはゴルフと温泉が楽しめるお宿もあるから
まさしく天国の様な所じゃないでしょうか?
「どさんこ」は自立心が強い?離婚率にも現れているらしい。 [北海道]
生粋の東京生まれ、東京育ちのことを「江戸っ子」と呼ぶが、
北海道生まれのことを、「どさんこ(道産子)」と呼ぶことも比較的有名だ。
これは元々、北海道産の馬の事を指している。
北海道には「ばんえい競馬」という農耕用の馬のレースがあるが、
これを一度でも見たことのある人は、少しビックリするかも知れない。
ものすごい重さの重りを引っ張りながら、坂のある直線を駆けるのだが、
というか、駆けるとは言えない。
うまちゃんねる より
引っ張る重りがあまりにも重いので、
坂の途中で多くの馬が止まってしまうのだ。
そんな中、騎手はバシバシと鞭を振るう。
気を取り直し、「行くぞっ!」と踏ん張り、一気に坂を駆け上がる…。
強い馬は、助走の段階でスピードを付け、坂の途中では止まらない。
時には、全ての馬が止まってしまい、そこでの踏ん張り勝負が展開される。
ばんえい競馬のチャンピオン馬は、まさしく「力持ちナンバー1」なのだ。
少し話がそれてしまったが(笑)、
人に使われる「どさんこ」とは、主に女性を指すことが多いようだ。
開放的で、合理的、小さなことにこだわらない
「開拓者精神」をもつ事が特徴だと言われているが、
北海道の女性は自立心が強いとも言われている。
そのためか、離婚率の都道府県ランキングでは常に上位。
1位だったこともある。
確かに、異様に気の強い女性が多い気がする(管理人個人的見解)。
ちなみに一般的には、北海道人は「熱しやすく、冷めやすい」ことを
北海道人自身が自覚している雰囲気もあって、
「大繁盛だったお店が数ヵ月後には閑古鳥が鳴いている」というケースが異常に多い。
いずれにしても、やはり本州とは海を隔てていることはあって
何か違う文化圏であることは確かだ。
カップルでお得に旅行するなら、面白い旅になるだろう。
仕事で訪れた場合でも、当日予約OKのビジネスホテルも沢山あってよいが、
近くには一大繁華街「すすきの」があるので、夜更かしは要注意だ。
栃木は温泉だけじゃない!宇都宮のギョーザだ! [栃木県]
栃木県の宇都宮は「ギョーザ」の街として、定着した感がある。
大きな理由はテレビで取り上げられたからだと思うが。
きっかけは、市の職員が
宇都宮のギョーザの購入額が全国一位だという事に目を付け、
それをPRポイントとして、街おこしをしたからだ。
テーマソングやギョーザ館、グッズなどが展開され、
駅前にはギョーザの銅像ができてしまう位だ。
宇都宮のギョーザ購入額が1位なのは、
やっぱり市民の中でギョーザが浸透していたのは間違いなく
そもそもは旧満州軍が宇都宮に駐屯していた時に、軍人の間で流行っていた食べ物らしい。
栃木といえばどうしても日光、温泉と連想するが、
ランチでギョーザ三昧の後に温泉宿で宿泊なんてものもオツなのかもしれないね。
その場合は、やはり絶景露天風呂は捨てがたい。
最近では露天風呂付き客室の人気が高いそうだが、
それならば格安で泊まれる露天風呂付き客室を参考に予約するといいだろう。
ちなみに、自分は母親が年に数回、
手間と時間をかけた愛情ギョーザをふるまってくれるのだが、
某有名チルドギョーザの方が美味しいと思っていることは内緒にしてもらいたい。
自分も化学調味料に毒されていると言う証なのかも知れませんね。