え？福岡の博多市ってないの？

 

九州の一大都市、福岡県の「福岡市」。

福岡といえば「博多」。

福岡県博多市というのがあると思っていた方も多いのではないだろうか？

実は自分もその一人。

 

 

博多どんたくや博多駅といった「博多」が付くものが多すぎるため、

博多という市が存在するように感じるが、実は「博多市」というのは存在しない。

そもそもは明治時代に市町村が制定された時に、

商人が中心として栄えていた「博多」と

城下町である「福岡」が合併されて「福岡市」になった所から始まる。

 

遣唐使が派遣されていた時代から「博多」という地名は使われていて

地元民からは馴染みのあった博多だが、

市としての名前には採用されなかった。

 

これは、当時もひと悶着あったらしく、

議会でも「博多市」を採用するような議題が提出されたらしい。

しかし、同数票のため議長の反対票により否決。

議長が福岡市出身というのも面白い。

しかし、「博多駅」 「博多港」という名前は残っている。

この辺りが落とし所だったのかも知れない。

 

しかし、元々この「福岡」という地名は

この地方の新領主となった黒田長政が

「福岡村（岡山県あたり）」出身だったというだけで付けれれた地名であるそうだ。

こういう地名の付け方はよくある話だと思うが、

この時点で博多と福岡は別の地名であり、問題はなかった。

しかし、制度が変わるとおかしくなるものだ。

現在でも、以前の漢字からひらがなの地名に新しく変更された市もあると思うが、

そのことすら知らずに、昔のまま使ってしまう事も地元じゃないと良くある話だ。

「さいたま市」とか知らなかったからね。

 

福岡はもうかなり暖かいんでしょうね。

こういったホテルでゆったりと過ごしたいものだ。

カップル旅行なんてのもいいかもしれない。

 

 

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